『動画で解説』怖がり犬の成長と他の犬に吠えないようにするプロセス
「ドッグランで他の犬と遊んでいる犬達を見てうらやましいな〜」
「カフェで愛犬と一緒にお茶している人を見て憧れる〜!」
このように思いながら一方では、愛犬が”他の犬を見ると吠えてしまうから”という理由で諦めていませんか?
これまで私は多くの飼い主様とお話ししてきた中で、他人や他犬に対して吠えることでお悩みの方がとても多いことを実感しています。
そこで私はみなさんに諦めるのは早い!と言いたいのです。
レッスンを受けて地道に経験を積むことで、他犬と遊べるようにはならないかもしれないけれど、一緒の空間にいてストレスを感じない、散歩中に吠えないようにすることは出来ます。
今回は一つの事例を見ながら、私も頑張ろうかなという気持ちを持ってもらえると嬉しいです。
他人や他犬に対して怖がるチワワのココアちゃん
smart-dogの預かりレッスンに参加しているわんちゃんの中には子犬の頃に他犬や他人との接触する機会の少なかった子達も参加しています。
一般的には6ヶ月頃までに他犬や他人との接触経験が少ないと、成犬になった時に警戒し怖がるようになると言われていて、それは私も実感しています。
極端な話ではありますが、”人間の子供が成人になるまでに外に出る機会が一度もなければどうなるか?”を考えていただくとおおよその予想はつきますよね?それは犬であっても同じことなのです。
今回ご紹介するのはチワワの”ココアちゃん”です。
ココアちゃんは他犬も他人に対しても苦手意識を持っていて、散歩中に人や犬を見かけると吠えます。
下の動画はココアちゃんが初めて預かりレッスンに参加した時の様子です。
周りの犬に怖がって近寄ることは厳しく、この中で唯一知っている私について歩こうとします。
また、上を見上げて必死に自分のかばんを探していますね。
口を開けてハーハーしているのはストレスがかかっている証拠です。
このようにお店の環境、他の人、犬の全てに警戒し怖がっているのが分かります。
ちなみに、吠えないのは環境に圧倒されて”吠える余裕がない”のです。
周りの人や犬に怖がり帰りたい!から一緒にレッスンが出来るまでに!
3ヶ月後ののココアちゃんの様子。他犬と同じ空間にいることに対してのストレスが以前と比べて軽減され、動画のようにとても距離感が接近した中でもお友達わんこと一緒にお勉強が出来るようにまでなりました。
また、他のわんちゃんのお手入れ中などに自分から近づいてくるようになりました。
いかがでしたか?
3ヶ月という期間を考慮した時、人によって”すごく成長している!”、”こんなものか”など受けた印象は様々でしょう。
もちろん、その子がこれまでにどんな経験をしてきたかによって成長スピードは大きく異なります。
一般的に一度”怖い””苦手”というイメージを持つとそれを克服していくのには時間がかかるものです。
それは私たち人間も同じことですよね?
私は”人見知り”で”高所恐怖症”なのですが、現在も克服している真っ最中ですから^^;
私の経験では、1歳頃までに他犬や他人との接触が極端に少ない場合、それ以降に他犬と遊んだり、他人を好むようになるのは難しいと感じています。
それは犬自身が怖いというイメージを持ってしまうことと、遊びたいという欲求を持ちにくいということからです。
それでも他犬に会っても吠えない、一緒の空間にいてもストレスを強く感じないようにすることはできます。
ココアちゃんの今後のステップ
ココアちゃんは室内では指示もしっかりと聞けるようになってきたので、現在は次のステップとして”お散歩トレーニング”をしています。
一番の課題である”外で人や犬と遭遇しても吠えない”ようすにするためのトレーニングです。
また成長した姿をみなさんに報告出来るように頑張りますね(^ ^)
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