犬のしつけは予防が何よりも大切
トレーナーとして多くの飼い主さんと愛犬を見ているとおおよそのパターンが見えてきます。
それは犬がお家にやってきて6,7か月齢までは甘噛みやトイレのしつけでは悩むこともあるものの大きな問題はなく、その後1歳になるまでに少しずつ他犬や物音に吠えるようになってきて、1歳半になる頃には手に負えなくなって私たちトレーナーに連絡をするというパターンが多いような気がします。
そのため、子犬のしつけのお問い合わせもあるのですが、やはり1歳を越えたわんちゃんの吠え問題で悩まれている方からの問い合わせが圧倒的です。
吠え問題も含めてわんちゃんの問題で予防できるものは多いものです。
このページでは『犬のしつけと予防』についてお伝えしていきます。
まずはどれだけ子犬の時期に手をかけられるかにかかっている
近年子犬の時期のしつけがとても大切だということが本やテレビ、またはペット業種の方々を通して伝えられているため、子犬の時期に手をかける人が増えてきました。これはとても良いことだと思います。
それは子犬の時期にどれだけ手をかけられるかで、その先の性格が変わると言っても過言ではないからです。
とにかく子犬の時期の社会化が大切
出来れば生後4カ月までに、遅くても6カ月までに多くの人や犬、物や音に触れる時間を作ってあげて下さい。
他人は来客や一緒にドッグカフェに行ったりすることでも会うことが出来ます。
他犬はパピー教室やお散歩中に公園などで会うことが出来ます。
お家の中にも外にも様々な物が溢れています。
音はレンタルショップの”効果音CD”を借りてきて流すことで聞かせることも出来ます。
このように手をかける必要がありますが、それをどれだけ出来るかで大きく変わってきます。
多くの事柄に出会い、怖がっているようであれば無理強いはせずにたくさんおやつをあげてイメージを良くしたり、怖がっていないものでもある日急に怖がったりすることもありますから、継続して会わせることが大切です。
この時期に怖くないということを理解しておくと、大人になった時の吠え問題は大きく減少するので出来るだけ時間をかけながら物事を教えてあげて下さいね。