犬の歯磨きや爪切り、ブラッシングで嫌がる問題はこのやり方で解決!〜仰向け抱っこを教えよう〜
犬との生活の中で”歯磨き”や”ブラッシング”は欠かせないものですが、多くの飼い主様とお話しすると下記のようなやり取りをすることが多いです。あなたも同じような悩みを抱えているのではないでしょうか?
仰向け抱っこをして歯磨きや爪切りをしている様子
まずは実際に仰向け抱っこを習得し、実際に歯磨きや爪切りをしている様子からご紹介します。
人も犬も落ち着いていて、無理強いすることなくお手入れが出来ていますね。
もちろん、細かく歯磨きや爪切りが出来るようになるには、歯磨きや爪切りの練習も必要となりますが、基礎として仰向け抱っこが入っているととても楽に教えることができます。
練習すれば必ず出来るようになりますから、下記の方法を参考に練習してみましょう!
仰向け抱っこを教えるべき犬とは?
私が仰向け抱っこを教えるべき犬の特徴としては、大きく分けて2つのケースが挙げられます。
- 歯磨きや爪切り、ブラッシングを全般とするお手入れが苦手な犬
- 落ち着くことが苦手な犬(子犬など)
上記のように、お手入れが苦手な犬はもちろんのこと、落ち着くことが苦手な犬にも効果的です。
例えば、一般的に子犬は興奮しやすく落ち着きにくいもので、体を固定されるのを嫌がります。
過剰な興奮は甘噛みや興奮吠え、荒い激しい遊びなど、悪い習慣を身につけやすいですから、落ち着く手段を持っておくことはとても重要なのです。練習すれば仰向け抱っこをして数十秒後には落ち着いていることでしょう。
仰向け抱っこの教え方
ここからはいよいよ仰向け抱っこの教え方をお伝えしていきます。
まずは、椅子に座って(もしくは地べたで足を伸ばすのでも構いません)犬を膝の上に仰向けの状態にします。
この時に犬の顔は人の足側ではなく、お腹側にしてくださいね。その方がバランスを取りやすく、落ち着きやすいです。
ポイント①両前足の根元を持つようにする
ここで重要なポイントがあります。犬の体ではなく、両前足の根元を持つようにしてください。
お腹付近を抑えようとする方が多いのですが、それだと4つ足をバタつかせられた時に抑えきれないことが多いです。
その点、前足の根元を持つと抵抗度を抑えられ、こちらも抑えやすくなります。
ポイント②抵抗している時には放さない
犬が抵抗している時には放さないようにしましょう。
抵抗してるタイミングで放してしまうと、”嫌がったら放してもらえる”と思ってより抵抗するようになることがあります。
そのため、上記の両前足を持つことがとても重要なのです。
抵抗している時に放さないでいると徐々に諦めて、体全体が脱力していきます。
抵抗していない時には片手は前足の根元を持ったまま、もう片方の手でお腹を5〜10秒くらいかけて上から下に向かってゆっくりと撫でます。
この時のポイントは早く撫でずにゆっくりと撫でること。
早く撫でると逆に興奮しやすくなりますので注意!また、落ち着いた声で優しく褒めながら撫でると互いに緊張せずにリラックスできますからオススメです。
ポイント③終わる時には抵抗していない落ち着いている時に
ポイント②と似ていますが、終わる時も”落ち着いているタイミング”で行うことが重要です。抵抗していない落ち着いているタイミングで、「よし!」と言って終わるようにしましょう。
まとめ
- 仰向け抱っこを習得すると、お手入れをするのが楽になる
- 落ち着くことが苦手な子犬の”落ち着く手段”としても効果的
- 練習する時には、抵抗している時には放さずに、落ち着いている時にゆっくり撫でる
いかがでしたか?ぜひ今日から仰向け抱っこの練習をしてみてくださいね!
テレビを見ながらでも毎日5分くらいを継続することで、抱っこをした時の抵抗度が弱くなり、落ち着くまでの早さが早くなりますよ。
ぜひ今日から実践してみましょう☆