犬の飛びつき、来客に対しての吠えを直した対策とは?レッスン紹介(モコくん・ウッドくんのケース)
今回は5月後半からレッスンを開始している”モコくん”と”ウッドくん”のレッスンをご紹介。
当初は”飛びつき”、”ズボンの裾を噛む”、”来客に対しての興奮吠え”、”トイレ”と様々な問題を抱えていましたが、現在はその多くが改善していますので、対応策なども含めてお伝えします。
わんちゃんの紹介
これまでの問題
聞き取りの一部
下記は初回レッスン時の主な問題と聞き取りの一部です。
実際はもっと細かい部分まで聞き取り調査を行っています。
飛びつき
- 特別な対策はしていない
- 家族が朝起きてきた時やお客さんが来た時にする
- 基本的にしつこい
サークル内での要求吠え
- 布をかぶせてみたがあまり効果はなかった
- 数分で止むことがない
ズボンの裾への噛みつき
- 無視をしていると最終的には止めるが継続していても結果が伴わない
私が提示した対策
上記のような問題はとても多いのですが、そのほとんどが運動欲求を発散出来ていないことが原因となっています。
日々の散歩やおもちゃを使った発散は必ず必要です。これからお話しする対策も発散出来ていなければ効果的に作用しないので、まずは発散を心がけてください。
おもちゃを使った発散の対策として一人遊びも効果的です。
やんちゃな犬には知育玩具を使おう!(ツイスト)
今回飼い主様に提示した対策は金属音の罰を用いたものです。
金属音を苦手とするわんちゃんは案外多く、100円均一の貯金箱や灰皿など準備もしやすいです。(私は基本的に貯金箱を使います。)
モコくん・ウッドくんの両方の性格的に使用しても問題ないものと判断し、上記のような問題をした瞬間に「ダメ」の言葉と一緒に金属音を鳴らしてもらうようにしてもらうと、1、2度でそれ以降は一切しなくなったようです。
実際にその後私が訪問した時には2匹とも大人しく出迎えてくれました。
今では上記の問題はほぼしなくなり、しそうになっても言葉の「ダメ」で十分止められるようなので、我慢できたことをたくさん褒めてもらっています。
金属音を使う際の注意点
金属音を使う際には幾つかの重要なポイントがあります。
しっかりと鳴らす
叱る際に重要なことは”中途半端”にならないことです。中途半端な叱り方をすると逆に興奮したり、かまってもらっていると誤解して問題が悪化してしまうこともあります。
金属音を使うにしてもしっかりと鳴らさなければなりません。
必ず鳴らす前に注意言葉を
金属音で鳴らすだけではいつまで経っても金属音を用いなければなりませんし、罰は必ず慣れてきて効果が薄れてくるものです。
鳴らす前に「ダメ」などの言葉を言うことで、言葉と音を関連づけ、言葉で抑制できるようにしましょう。
問題となる行動を起こした瞬間に鳴らす
問題となる行動(裾を噛む・吠える)をした瞬間にしなければ効果的ではありません。
あらかじめ持っておいて、その行動を起こした際にすぐに鳴らすようにしましょう。
現在はトイレのしつけに奮闘中
現在は残る課題である”トイレのしつけ”に奮闘中です。
少しずつですがしつけの成果が見られるようになってきました。
とくに効果があったのは下記の2項目です。
行動範囲の制限
この対応策は最も効果的に作用してくれました。モコくんもウッドくんも、よく死角となる”和室”でトイレをすることが多かったのですが、リビングと和室の間に柵を設置することで移動できないようにしたところ、トイレへ戻る回数も増えました。
こういったように、行動範囲の制限やよくする場所に近づかせないことはトイレのしつけでは重要なことです。
ごほうびを上手に使う
これまではトイレの成功に対して褒めるだけだったのを、ドッグフード(現在は一時的におやつに変えています)をあげることでより成功経験の印象を強く残すことができ、これも成功の確率を高めることにつながりました。
私がこれまで見てきた飼い主さんの多くがトイレのしつけにごほうびを使っていなかったのですが、私の意見としてはおやつを使ったほうが断然トイレのしつけは早く進むのでオススメです。
まとめ
今回はモコくん、ウッドくんのレッスンを通じて効果的だった対策についてお伝えしました。
もしかしたら同じような対策をすることで今抱えている問題を解決できるかもしれません。
しつけでお悩みの際にはお問い合わせください。
お問い合わせは
smart-dog
大阪市平野区平野北1-6-27
080−3834−6607