犬種のルーツを知ろう!
これから十数年一緒に生活をすることになるのでどの犬種にするかはとても大切な要素です。
犬種にはそれぞれ昔に作出された理由や仕事があり、その特性を今も受け継いでいます。
同じ小型犬でも犬種によっては、とてもパワフルで活動的な犬もいますので飼う前にはじっくり調べ、生活スタイルに沿う犬種を選ばなければ犬の欲求を満たせずに問題行動が表面化する可能性もあります。
このページではそれぞれの犬種の特徴を簡単にまとめています。
愛玩犬
代表例 チワワ・シーズー・トイプードル
このグループは昔から王室などで飼われていました。
愛玩というところからも、人と一緒にいることを好む傾向にあります。
昔から侵入者を吠えて知らせる役目も担っていたため、チャイムや来客に対して吠えやすいという一面もあります。
このグループに当てはまる犬種の多くは日本での人気犬種で、近年はより小さな子にニーズがあるため、
無理な交配などによって体の弱い犬も多くいるので注意が必要です。
獣猟犬(サイトハウンド)
代表例 グレーハウンド・ボルゾイ
視覚がより発達した犬のグループで遠くの少しの動きにも敏感に反応します。
運動量がずば抜けているので、日々の散歩や遊びは欠かせません。
散歩中は周りの刺激に弱いところがあるので、小さな頃からアイコンタクトの練習が重要です。
獣猟犬(セントハウンド)
代表例 ダックスフンド
嗅覚がとくに発達したグループです。
地面の中の獲物などを吠えながら追いかける仕事をしていたため吠えやすいのが特徴です。
また体力もあるので運動は大切な要素です。
小さな頃から動画などで様々な音を聞かせて怖くないように教えたり、要求吠えの無視を徹底して諦めさせるなど、出来る限り吠えにくいわんちゃんに成長させることが重要です。
鳥猟犬(セッター・ポインター)
代表例 アイリッシュセター・イングリッシュポインター
このグループは猟師と共に行動し、獲物の場所を教える仕事をしていました。
仕事がら、公園でひとたびハトやスズメを見ると大興奮するかもしれません。
運動量が豊富なので日々のお散歩は必須です。
鳥猟犬(レトリーバー)
代表例 ゴールデンレトリーバー・ラブラドールレトリーバー
猟師が撃ち落とした獲物を回収する仕事をしていたグループです。
本能的に持ち運ぶことを行い、くわえたい欲求も高いのが特徴です。
2歳頃までは落ち着きがなく手をやきますが、その後は飼いやすい犬種といえます。
基本的に人や犬に対してはフレンドリーなところがあります。
鳥猟犬(スパニエル)
代表例 キャバリア
臭いを嗅ぎ回り、隠れている獲物を飛び立たせるのが仕事のグループです。
散歩中の臭い嗅ぎや拾い食いには注意。体が小さくても運動量は豊富です。
作業犬
代表例 グレートピレニーズ・シベリアンハスキー
家畜の護衛やソリ引きを仕事としていたグループです。
作業犬というところからも運動量が豊富で、散歩中も引っ張りやすいのが特徴。
子犬の頃から2歳頃までは色んなものを噛みつぶしたりすることも多々あります。
子犬の頃から継続したしつけが大切です。
日本犬
代表例 柴犬、秋田犬
猟師と犬のマンツーマンで行動して猟をするこのグループは独立心が高いのが特徴です。
しつけは比較的入りやすいのですが、体を触られることや拘束されること、お手入れが苦手な子が多いです。
大きくなってくると第3者に対して壁を作りやすいので小さな頃から他人さんからおやつをもらったり、日頃から体を触って慣れさせましょう。
テリア
代表例 ジャックラッセルテリア、ヨークシャーテリア
ネズミをはじめとした小型獣の駆除に使われていたため興奮しやすく、遊びも何かを掴んで振り回すのが好きなグループ。
小柄でも体力があるので、散歩や引っ張りあいっこなどの運動が大切です。
牧畜犬
代表例 コーギー
羊や牛などを吠えながら追い立てるのが仕事のグループ。
追い立てるために吠えたり、かかとに噛みついたりしていたため、
今でも同じように吠えやすく、人が歩くとかかとを噛んでくることが多いです。
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