問題行動解決には互いの関係性は欠かせません
あなたの愛犬は自分の嫌なことをされた時などに抵抗したり、おもちゃで遊んで欲しい時やご飯が欲しい時などに要求吠えするでしょうか?
私はそれぞれの犬の問題行動を直していくに先駆けて最初に取り組むことは、人と犬の関係性をしっかりと構築することです。
普段から要求がひどい、飼い主さんとべったりの関係といったことは問題悪化の要因ともなります。
こちらが犬の様々な要求に従っていたり、犬が飼い主のいうことを聞かない状況下では問題行動のしつけを行っても効果的に学習してくれません。
今回の主役、ココちゃんは最近こそ少し収まっているようですが、とくに興奮状態にあるときなどに家族に対して咬もうとしたり、普段から要求吠えもよくすることから、日々の生活を少し引き締めることにしました。
今回のレッスンの様子は後半で。
今回飼い主さんにお願いしたルール。
まずは、ソファの背もたれの上に上がってゆったりしたり、飼い主さんの頭にくっついたりしていることが多いとのことだったので、今後は出来るだけ乗せないようにしてもらうことにしました。
実際ソファにいると吠えも強くなりますし、何よりも危険ですから止めさせた方が良いです。
また、家族がリビングにいる状態でサークルに入る時間を作ることもお願いしています。
こういった事柄はチャイム吠えや来客吠えには直接関係のないようにも思えることですが、関係性を築くという意味ではとても重要な項目です。
また、関係性を築くということで言えば、基本的なトレーニングも重要です。
”おすわり”や”おいで”、”まて”などを教える過程で、少なからず互いの関係を築いていくことができます。
今日はすでに教えている”おすわり”や”ふせ”の復習、”おいで”、”まて”などを行いました。
何かを指示したときには”褒めるタイミング”はとても重要です。
少し遅れることで犬が違ったことを認識する可能性もありますからね。
ルールをしっかりと提示し、基本的なしつけを通して互いの関係をしっかりと教えていきましょう。