散歩中に吠える犬は普段の散歩から見直す必要も
散歩中で吠えるという問題を抱えている場合には、散歩の仕方から見直す必要があるかもしれません。
私の経験では散歩中に吠える多くの犬が引っ張り傾向にあるといえます。
これは本能的に周りに意識が向いている証拠であり、引っ張り傾向にあるということは少なからず興奮もしているので、吠えやすい状態です。
そのため、ある程度の散歩のしつけは必要不可欠です。
今回レッスンをしたクッキーちゃんも引っ張り気味で歩き、他犬や他人に対して吠えるわんこです。
いつもお家から出ると興奮気味になり、引っ張りながら周りの人に吠えるのですが、今日はお家から出てすぐに”おすわり”をさせて一息ついてから歩き出し、また、ゆっくりのペースで歩くと普段は吠えるという近所のおじさんにも吠えませんでした。
おじさんから「今日は吠えないのか?」とある意味お褒めの言葉を頂きました!
今回のレッスンの様子は後半で。
上記のように散歩の出だしはどのわんこも興奮状態にあるものです。
興奮状態にある犬は些細なことにも吠えやすくなります。
ここで大切なことは、”おすわり”や”ふせ”をさせて一息付かせることと、犬のペースに絶対についていかないことです。
とくに犬のペースについていくと余計に興奮して周りに意識が向き、より吠えやすく止めにくくなります。
今回のクッキーちゃんのように、ゆっくりと歩くだけでも吠えない状況を作れる可能性もあるのです。
さて、クッキーちゃんは他犬を見るとかなりの興奮とともになかなか落ち着かないところもあるので、今回のレッスンでは『吠え防止機器(アボアストップ)』を装着して散歩へ行きました。
首に装着することで、吠えた瞬間に風が顔に向かって噴出し、吠えると少し嫌なイメージを持たせることと、吠えた時の半パニック状態を防ぎます。
散歩開始5分ほどした時に、曲がり角で大型犬とバッタリ出会い、吠えた瞬間に噴射されそれ以上は吠えませんでした。
名前を呼ぶとこちらを見たので褒めようと思ったのですが、普段から外ではおやつにあまり食いつかないことと、スプレーのショックで食べなかったので、普段使わないような良いおやつ(茹でたささみなど)を散歩用として用意したほうが良いですね。
その後も他犬や自転車など吠えやすいタイミングはあったものの吠えることはありませんでした。
今後は普段の散歩ではアボアストップを装着し、併せてトレーニングを入れていくことにします。