社会化に一番力を入れて!
犬は人生の中で様々な物や事柄に出会います。
犬や人、自動車やサイレンを鳴らして走る救急車、様々な家具やスーパーの袋など。
そういった様々な物や音に慣らしていくことを『社会化』といいます。
犬が生まれて生後3週から生後16週までが『社会化期』といわれていて、
この時期はとくに探究心好奇心があり、警戒心がなく、どんなものにも慣れやすい時期です。
16週というと、4カ月ですからわんちゃんがお家に来てからとても短い期間ですよね。
4カ月以降も慣らしていくことが出来ますし、継続して慣らしていく必要があるのですが、
少しずつ警戒心が高まってくると慣れにくくなってきますから、
出来るだけ早い段階で慣らしていくことがポイントです。
抱っこ散歩に出掛ける
わんちゃんがお家に来た時は、ワクチンプログラムの真っ最中だと思います。
犬の体のこと(感染症のリスク)を考えて獣医さんはワクチンが終わるまでは
外に出さないようにとおっしゃることと思います。
これは犬の体のことを考えると一番の選択肢です。
しかし、この期間が最も社会化に適している期間であり、この期間にお家の中で
閉じこもっていることは大切な時間を消化していることにもなります。
そこで、私は『抱っこ散歩』をおすすめしています。
地面に下さないことと、外である成犬との接触は絶対に避けつつ、
抱っこをしながら近所をお散歩します。
実はこれだけでもとても良い社会化のお勉強になります。
この時にわんちゃんが少し怖がっているような様子であれば、
おやつをあげたりして少しずつでも良いイメージを付けていきます。
この際に無理強いはしないでください。
無理強いすると逆に恐怖が増してしまう可能性もあるので注意が必要です。
様々な人からおやつをもらう
出来るだけ早い段階からお家に様々な人を呼んで、他人と触れ合う経験を作りましょう。
その際に来客からおやつをいくつかもらってください。
来客は良い人、人は怖くないということを繰り返し教えていきましょう。
パピー教室を活用する
最も慣らす機会が作りにくいものとして『他犬慣れ』があります。
なかなか日常生活で他犬と密に会わせることは難しく、また、出会ったとしても
体格が違いすぎたりしてなかなか慣れさせにくいものです。
そこで動物病院などで開催されている『パピー教室』に通うことをおすすめします。
パピー教室の内容は場所により様々ですが、どの場所でも他犬との遊びの時間が
あるはずなので、その時に他犬との挨拶や遊びを経験できます。
最初は怖がって椅子の下から出られないかもしれませんが、
トレーナーのアドバイスをもらいながら少しずつ慣れさせていきましょう。
パピー教室には同じような月齢、体格の子達が集まるのでより慣れやすい環境といえます。
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