トイレの失敗は出来る限り防ぐことが大事!
最近私のところにくるお問い合わせの内容の多くが『トイレのしつけ』です。
直近5件のうち、4件がトイレのしつけ希望だったので多くの方が”トイレのしつけ”にお困りだということがうかがえます。
私がレッスンなどでもお伝えしていることでもあるのですが、トイレのしつけで大切なことは次の2つ。
- 失敗をできるだけ防ぎ、成功をしっかりと褒める
- 成功時には分かりやすく正解だということを伝える
これが出来ていれば多くの場合、成功率は高まっていきます。
なので、トイレのしつけは上記2項目を実現するための対策を飼い主さんと決定するのです。
ぷーちゃん、こじろうくんも現在トイレのしつけ中です。
前回よりも成功率が高くなってきていますよ。
トイレの基本的なしつけについては『トイレのしつけのすべて!』を参照ください。
前回のレッスンから約2週間が経ちました。
こじろうくんの成功率は高まり、ぷーちゃんの成功率に変化はありません。
結果、Aの対策にこじろうくんは合っていたが、ぷーちゃんには合わなかったということです。
犬のしつけ本を参考にしても上手くいかないのはまさにこれが原因です。
自分の愛犬には合わないケースが出てくるわけですね。
さて、こじろうくんは今日のレッスン中も自分からトイレまで移動してしっかりと出来ました。
飼い主さんの方を見ながら排泄して、おやつを欲しそうにしていたので、
トイレの場所とおやつの関係性を理解しているようです。
このように”おやつありき”でも構いません。おやつを今後少しずつ減らしていけば良いのです。
やはり最初は犬にとってメリットがないとなかなか進みませんから、メリットをしっかりと提示してあげましょう。
ぷーちゃんの様子を聞いてみると幾つかのポイントを発見しました。
- トイレの設置しているリビングスペースでは目を離した隙にしていることが多い
- ベランダでほとんどさせている
基本的に褒める褒めないに関わらず、普段よくトイレをしている場所はその後
”よりしたい場所”になっていきます。
このケースでは、このままベランダでさせていると、ベランダでする習慣が身につき部屋の中ではしなくなってくるということです。
ちなみに夜の寝る際に、サークルへ入れた時にはすぐにトレーの上でするとのことでした。
そこで、リビングスペースにトレーを中に設置したサークルを置いて、しそうなタイミングで連れて行くようにしてもらいます。
また、目を話す時にもサークルへ入れて失敗を防いでもらうことにしました。
少しずつぷーちゃんの成功率も高まるでしょう。