甘噛みへの対処は家族で統一して
トレーナーのお仕事をしていても、甘噛みでのお問い合わせは多いです。
甘噛みをしない犬はいないので、必ずこの問題と向き合うことになります。
甘噛みは犬種やお家に来るまでの環境にも左右されます。
噛む欲求を満たす
子犬にとって目の前にあるものは気になり噛みたくなるものです。
それは人間の赤ちゃんも同じですよね。
また、歯の生え変わりの時期はより噛みたくなり、噛みたい欲求が強くなります。
まずはおもちゃを与えて噛む欲求を満たしてあげることが大切です。
噛むおもちゃを用意する
市販で販売されているおもちゃにはぬいぐるみ系から硬い質感のおもちゃまで様々ですが、その中でもゴム製のものや硬い質感のおもちゃはわんちゃんが一人で噛むおもちゃとして役立ちます。出来れば二つくらいは用意しましょう。
小さい頃におもちゃで遊ぶ習慣をつける
小さい頃は何にでも興味があり、噛む欲求もあるので、自然とおもちゃにも興味が向いやすい時期です。
この期間に遊ぶ習慣をつけておくと大きくなっても遊びますが、大きくなるまで遊びを経験したことのないわんちゃんに対して、いきなりおもちゃを渡してもなかなか遊ぶことはないので、小さい頃に遊ぶ習慣を身に付けましょう。
ビターアップルの使用
基本的に噛んで欲しくないものは、犬の手の届かない場所に置いておくのが大切です。
その上でどうしても動かせないものには、『ビターアップル』という市販の苦味スプレーをかけておくなどして、無視をしておくと良いです。
ただし、ビターアップルは効果が20分くらいで切れるので、こまめにかけることがポイントです。
また、これはどの商品にも当てはまることですが、必ず効果があるとは言えません。
効果がない子の中には、スプレーをかけた瞬間からその部分を舐めるような子もいます。
手で遊ばない
可愛い子犬に対して思わずしてしまうことですが、手では遊ばないようにしましょう。
手で遊ぶことによってあっという間に手はおもちゃという認識になってしまうからです。
手で遊ばずに、おもちゃで遊ぶ習慣をつけましょう。
一度手で遊ぶ習慣がついてしまうと成犬になっても噛もうとする犬もいます。
噛んできた時の対応を一貫する
今まで様々な対策をしてみましたが、まずは手に噛んできた時には、『痛い!』と大きな声で言ってその場から離れましょう。
それでもしつこく来る場合は一時的にサークルに入れるのも良いです。
また、大切なこととして家族で対応を一貫することが大切です。
この対策は学習するまでに時間はかかりますが、リスクがなく初めて犬を飼う人などにはオススメです。
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