無視の対処は家族の統一が必要不可欠です!

IMG_8368犬の吠え問題はなかなか無視できないものですよね。

トイレや甘噛みであれば、ある程度放置できますが、要求吠えはご近所にも影響する問題なので大変です。

要求吠えへの対策は様々な書籍でも紹介されていますが、なかなか書籍のようには実行できないのも現実かと思います。

今回訪問したみゆちゃんのご家族も要求吠えにお困りとのことでした。
みゆちゃんは現在1歳7ヶ月になるチワワの女の子ですが、体の大きさと比べて大きな声でこちらを呼びます。

レッスンの内容は後半で。


みゆちゃんの困っていることは”吠え”ですが、みゆちゃんの場合はサークル内での要求吠えと夜の分離不安による吠えが問題となっています。

実際にサークル内での様子を見てみると要求している様子は自信たっぷりでした。
吠えると相手してもらえることをしっかりと認識しているようです。

みゆちゃんのサークルはリビング隣の和室にあるため、試しに引き戸を閉めてもらって見えない状態にしてもらうと、最初は吠えましたが、10分ぐらいする頃には泣き止みました。

こういった場合、基本的には無視をすることが一番望ましいと言えます。
それは見えなくすることで実際に要求が収まるのも早く、無視をすることはリスクもありません。

しかし、無視という対処は”統一”されてこそ効果が出てくるものです。
家族の中の一人が頑張っていても、時として他の人が相手をしてしまっては元もこうもありません。

だからこそ、犬のしつけで家族の対応は統一するべきです。

ちなみに、みゆちゃんは一度ご近所から苦情も受けているとのことだったので、今回は飼い主さんに了承の上、金属音の罰を試してみるとその後は吠えなくなりました。

金属音は自然界では聞きなれない音であり、多くの子達が怖がりやすいです。
ただし、むやみに使用するのはお勧めできません。
互いの関係悪化や、音に対する慣れなどで使えなくなってしまいます。

無視を対処のメインとして、しつこい場合には金属音の対処を使うのが望ましいと言えます。

また、こうした罰を使う場合は並行して必ず良いタイミングでサークルから出して遊ぶなど、正しい行動を褒めることも忘れずに行うことが必要不可欠です。
そうしなければ叱られるだけとなってしまい、飼い主不信になってしまいかねません。

みゆちゃんはレッスン終了後、疲れて自分からクレートへ。
罰を使う際には、良い行動に対しては2、3倍褒めてあげることをお忘れなく。

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