叱っただけでは解決されず、問題は再び表面化します。

8769ルルちゃんの訪問レッスンを行いました。
ルルちゃんは 8ヶ月になったばかりのトイプードルで、以前にはパピー教室にも参加していたわんちゃんです。

今回はお家で要求吠えや拾い食いの問題で困っているとのことで訪問しました。

状況を詳しくお聞きすると、以下のような悪循環になっていました。
こういった状況に陥っているご家庭は多いのではないでしょうか?

    サークルから出すと大興奮して走り回り、子供のおもちゃを持って噛み潰そうとする

    サークルに入れる時間が長くなる(運動欲求から要求吠えがひどくなる)

    サークルから出すとまた大興奮する

この問題を直すためには、下記のようなポイントが重要となります。

  • リビングにいる時間を出来るだけ長くして、サークルから出た時の興奮度を下げる
  • 運動欲求を発散出来る環境を整える
  • ルルちゃんはお家で誤飲をして病院で処置をした経験もあるほど落ちているものへの執着が高く緊急性も見られるので、まずは徹底した管理(掃除を含めて)は欠かせません。

    その上で今回は音による罰を試してみました。
    一度子供さんのおもちゃを取ろうとした時に小銭を入れたスチール缶を鳴らしてみたところ、ピタッと止め、その後同様の状況でも取ろうとはしませんでした。

    今後は取ろうとしたら「ダメ」と言って缶を鳴らすようにし、その後同様のケースで取ろうとしなければ「いいこ」と言って褒めるようにします。

    また、問題行動を止めることと同じほど大切なことは運動欲求を満たしてあげることです。
    ここが解決されない限り問題は再び繰り返されます。

    ルルちゃんはぬいぐるみ類のおもちゃが大好きなので、今日は”もってこい”の練習をしました。
    ぬいぐるみは潰れやすく誤飲につながりやすいので、飼い主さんが管理をして日頃は手の届くところには置かないようにしましょう。

    遊びのパターンは多いほうが良いでしょう。
    ボールでの”もってこい”や”知育玩具”も良い対策です。

    罰はあくまでその行動を止める役割にしかなりません。
    それに代わる正しい行動を日々教えていきましょうね(^^)

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