依存が高まると問題を悪化させやすいので注意!

IMG_8373あなたの愛犬は飼い主さんに依存していないでしょうか?

私はこれまで多くの過程犬のしつけに携わってきましたが、飼い主に対する依存度の高さが原因となって問題を起こすケースを多く見てきました。

家族が抱っこをしている状況で他の人が近づくと唸る、お家では家族にべったりで一人ぼっちにすると吠えるなど。

この問題は家庭犬としてお家の中で飼われるようになり、人気犬種が小型犬になったことでより多くなりました。

今回訪問したココちゃんも飼い主さんに依存しているわんこです。
前回のレッスンから一週間が経過して今日のレッスンを迎えました。
レッスンの様子は後半で。


現在吠え問題のしつけを頑張っているココちゃんは、まだ大きな変化は見られませんが、一つ大きな成果として、飼い主さんがリードを持っている状態でも私に吠えなくなりました。

ちなみに前回は私が飼い主さんへリードを渡すと吠えていたので、今回のように飼い主さんが持っている状態で吠えないことはとても素晴らしいことなのです。

細かく様子を見ているとココちゃんは飼い主さんへの依存がやはり強く、自然と飼い主さんにべったりという状況。飼い主さんがソファに座っている時には膝や顔近くにいて、移動する時にもついて歩く状態。

ココちゃんの場合は怖がりな性格も重なり、飼い主さんの近くにいると強くなれるので、それだけ吠えがきつくなります。

そこで互いの依存を抜いていくために、日頃から少し距離を取ることが必要だと感じました。

例えば、サークルへ入れる時間を作ったり、リードで少し離れたところで繋いでおく、リビングから出る際にはついて来させないなどが良いです。

また、生活のほとんどをソファの上で過ごしているそうで、ソファに上がるとかなりの強気になっているのも良いとは言えません。

私の経験上、ソファに上がるわんこは飼い主さんへの依存が強いように感じます。
犬によってはこちらがソファから降ろそうとすると唸って抵抗する子もいますね。

ココちゃんの場合は、まずはソファに乗っても互いの体が密着しないことがポイント。

理想はソファに乗せない、あるいはこちらが指示をした時にだけ乗れるという位置付けですが、これまでソファにいることが慣れている分、いきなりは難しいと思うので、まずは距離感を取ることから始めると良いでしょう。

前回から練習中のチャイムとおやつの結びつけですが、まだ以前からの習慣が取れず吠えてしまいます。

ポイントは、練習時は出来る限り1回も吠えさせないように、あらかじめおやつで集中させておき、鳴ったらすぐに呼んでおやつをあげること。

練習を通して、こちらも反応的に名前を呼んで呼べるようになることが大切です。

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