来客への警戒心を和らげるために!

201508052他人に対して警戒心を抱く犬にとって来客はとても怖い存在です。
出来れば早く帰ってほしいという気持ちから来客に向かって吠える子もいるでしょう。

基本的に迎える立場にある状況ではストレスを受けやすく吠えやすいものです。
お家の外で一度会って(出来ればおやつをもらって)から一緒に中に入るだけでも気持ち的には大きな違いがあります。

今回のレッスンである”チャビくん”も他人が苦手なわんこですが、その中でも苦手なのが隔週のペースで往診に来られるドクターです。いかにもドクターらしい様相で、助手の方と来られるのでインパクトもあります。

1回の往診の時間は約15分ほどで、これまでに何度も会っているにも関わらず、相変わらず怖がるとのことでした。


そこで今日は往診に合わせて訪問することにしました。

少し離れた場所で隠れつつ様子を見ていると、サークルの中のチャビくんの近くで検査等をしていること、距離感が近く、逃げることができない環境下ということもあり、また、チャビくんが迎える立場なためにかなり怖がっている様子でした。とくに、助手の方がサークル近くを通る時には怖いようです。

基本的に犬の頭の構造から、こちらの指示やおもちゃ、おやつに集中している時には恐怖心の働きが抑制されると言われていて、逆に、恐怖心のスイッチが働くとこちらの指示やおやつなどには反応しにくいと言われています。

様子を見ながらこのまま放っておくとずっと吠えそうだったので、
途中で私が介入し、簡単な指示をしておやつをあげると食べることができました。
おやつを食べられる余裕があるかどうか愛犬のストレス度を測る指標になります。
もしもおやつも食べれない状況下では余裕がなく、トレーニングにはならないでしょう。

もしも往診時に他の誰かがいれば間違いなくおやつをあげて対処すべきところですが、平日の昼間ということでほとんどの場合いらっしゃらないことが多く、以前は違う部屋に移動させて見えない状況下でもずっと吠えていたようです。


そこで、少しの間はドクターの往診時に私が訪問して、まずはお家の玄関先で会ってから入るようにし、診察時には私が代わりとなり、人慣れのトレーニングを入れることにしました。

まずは吠える経験をこれ以上させないことと、ドクターのいる状況下でもこちらに注意を向けて指示を聞けるようにすること、余裕があればおやつをもらってイメージを変えていくことを進めていく予定です。

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