ご飯や食器を守ろうとするときの対応と予防

067334犬にとって”食べること”は生きていくうえで欠かせない項目です。

それにより、わんちゃんにとって食べ物はとても価値があるので、様々なことを教える際にも活用することが出来るのです。

しかし、価値があるゆえに取られたくないと守ろうとするわんちゃんがなかにはいることも事実です。


わんちゃんが物を守ることは特別なことではありません。

自然界で物の貸し借りなどありませんし、それは家庭犬も同じことで、物が人に渡ってしまうと返ってこないことをあっという間に学習します。

ただし、守るようになってしまうとこちらの身も危険ですから守らなくても済むようにトレーニングをすることと、
なによりも予防をすることが大切といえます。

このページでは『物を守る』ということをテーマにお伝えします。

すでに食器を守る場合は距離感と反応を見極めて

食べている最中に近づこうとしたときに唸ったりする場合、どれだけ近づくと唸るのか、また、ある程度近づけたとしたら、
こちらがしゃがむと唸るのか、声をかけると唸るのかなど、わんちゃんの様子をしっかりと観察して唸るタイミングを確認しましょう。

唸っている状況ではそれ以上近づくと咬んでくる恐れもありますし、何よりもその状況下で練習しても効果は得られません。

唸るか唸らないかの距離感やこちらの動きによる反応を知ることが大切です。

ごはんやおやつを足してあげる

ご飯や食器を守るわんちゃんのほとんどが人が近づくことで取られないかと気にしているからです。

この不安感を解消するにはこちらが近づくとご飯を取られるのではなく、逆に足してもらえるということを教えることです。


具体的には最初にご飯の容器には1回の量の3分の2ほどの量を入れておきます。

先ほどの項目で唸るか唸らないかの距離感から、残りの3分の1の量を器へ足していきます。
器までの距離があれば投げてもらってもOKです。

とにかく近づきすぎないようにして、繰り返し足していきましょう。
その際に足してあげるものをご飯ではなく、おやつにするのも良いです。

もしかするとおやつにする方が早く問題が解決する可能性もあります。
何度も練習すると少しずつ近づいても唸らなくなっていきますから、あくまで少しずつ距離を詰めていきましょう。

何よりも予防が大切

子犬の時期から食べている時に器を触ったり、ご飯を足してあげることで物を守ることを予防することが出来ます。

何も考えていない時期から、人が近づくとさらに良いことがあると教えておくと良いでしょう。

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